火星が獅子座に入って起こった父方の家系の因縁のこと

つい先日、火星が獅子座に入りました。

少し時間をさかのぼってNZ時間の真夜中に、日本にいる夫の父親から夫宛に思いがけない長文のメッセージがLineで届きました。



近々、子どもたちを連れて2年ぶりの一時帰国を予定しているのですが

その件に関して、

〇老いた親を頼ってもらっては困る

〇自分が先立った時のために母さん(夫の母)の施設入所の足しになるようにケチと言われようと生活を切り詰めてひそかに貯金をしている

〇自分が先だったら母さん(夫の母)は誰が面倒を見るのか、兄弟で話し合え

〇長男のくせに老いた親を置いて自分勝手に移住した上に、母さんの面倒が見れないと言うなら、財産は弟(夫の弟)に全部やることを考えている

というような、重い内容でした。



夫の父親は、もともと神経質な上に自分の正義を子供に振りかざすタイプの人間だったそうですが

老いてもなお、主権は自分にあるとばかり、自分の主張を一方的に押し付けてきます。



まず、私たちは、両親の面倒を見ないとは一言も言っていません。

元気なうちはあえて面倒をみる必要はないと思っています。

助けが必要になれば助けます。

そもそも、私たちが結婚してすぐ、義父が『自分が先立ったら財産はすべて母さんに譲りたいから、子供たちは財産放棄しろ』と言ってきていて、そもそも、私たちは財産を当てにしていません。

だから、夫の親に頼る気持ちもありません。



義父は、60歳で退職後、ボランティアなどの社会活動には一切参加せず、妻と自分二人だけの生活を固守しています。さらに大病をし、コロナ禍の外出禁止と加齢も相まって、より自分の考えに固執するようになったと感じています。



分譲マンションの上層階に住んでいますが、上階の足音が気になるなど、もともと神経質だった性格が悪影響し、何年も睡眠薬を飲まないと眠れないようにまでなってしまっています。



その長文のメッセージを受け取った夫は困惑し

すぐに反応しても火に油を注ぐだけだからと、数日、沈黙を貫きました。



そうすると、息子の沈黙に焦ったのか、自分の気持ちを釈明するメッセージが届きました。



今回の義父の行動。



火星が入った獅子座には、西洋占星術ではドラゴンヘッドと言われるケートゥ(Ketu)があります。

インド占星術では、ケートゥは、ヘッドレス、つまり頭を切り落とされていて、衝動的で、頭で考えることができないことを象徴しています。



今回、ケートゥのある獅子座に火星が入ったタイミングで、見事に影響を受けていると感じています。



義父は、父親がいません。

異父兄弟がいる母子家庭で育ちました。

父親(夫には祖父にあたります)は、どこの誰かもわかりません。

太陽であるはずの父親がいない環境で育つことは、男児にとっては根が張りにくく、精神的に不安な影を落としやすくなります。



そのためか、夫は幼少期、大変厳しく育てられました。

自分の気が済むまで何時間も正座させて説教を繰り返すタイプの父親だったそうです。

今回のメッセージは、一方的で思い込みが強い、その性格を思い知る感じでした。



義父は、私たちが結婚した当初、よく昔を回顧して夫に対し、

『厳しく育てて悪いことをしてしまった』と言っていました。

自分にはモデルとなる父親がいなかったことと、若くして父親になり、どう育てていいかわからなかったと言っていました。



獅子座は特に、父方の家系の因縁を表す星座でもあります。

インド占星術では特に、火星が獅子座のMagha(マーガ)という祖先を表すナクシャトラにあります。



不思議に思うのは、なぜ、そんなに大事に思っている「母さん」のために

「母さん」のお世話を最後まで自分で見ようと思わないのか。

「母さんより一日でも長く生きるんだ」という思いがあったらステキだなと思います。

なぜ自分が先に死ぬ前提で、あれこれ決めようとするのでしょうか。

お母さんの意志や希望は、ひとつも含まれていません。

ちなみに老いはあるといっても、夫婦ともに健康で、70代前半です。



私は、「誰にも面倒をかけない」と強い気持ちを持って80歳90歳まで一人で生きてコロッと亡くなった人たちを知っています。



強い意志が、人生を作ると思っています。



義父にもそうあってほしいと思いますが、変えることはできないでしょう。

なので、私と夫でより強固な強い意志を持つしかありません。



こういう一方的な気持ちを押し付けられた場合の有効な対策は、沈黙です。

相手にもよりますが、恋愛関係がこじれたときにも有効に働くことがあります。

反応しないこと、沈黙する理由すらも説明しないこと。



私自身、義父のような状態になったことがあり、当時の恋人に迷惑をかけたことがあります。

相手の沈黙によって、不安と焦りが怒りに代わり攻撃的になりました。

相手に届かない自分の気持ちをノートに書き出すことで、最終的に自己反省し、自戒につながり、別れを選びました。



この動画が獅子座火星・ケートゥ期にタイムリーだと思います。

ぜひ参考してみてください。

(注意:AIが自動で字幕を出しているのか誤字だらけで気になってしまうので、音声だけでご視聴ください。文字起こしの仕事があれば代わりたいくらいです)



今回、いい学びになりました。



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私の発信内容が少しでも誰かのインスピレーションになるといいなと思っています。