誰にもわからない。
自分がいつ死ぬのか。
私が勉強している紫微斗数では、死ぬ時期や時間も読めると言われています。
恋人の22歳の誕生日に
一緒に出かけた先でまさか恋人が死んでしまうなんて思っていなかった。
ほんとうに一瞬の出来事で彼を失ってしまいました。
☆☆☆
新幹線の車内で起きた無差別殺傷事件。
22歳の犯人の男の連行されるときの顔、皆さんはご覧になりましたか?
私には、犯人の顔が雲が晴れたような表情にしか見えませんでした。
「ようやく生きる意味ができた」
「やっと世間に注目された」と。
ずっと生きる意味を探しながら
自分で死ぬことができずに
最悪にも、他人を殺すことで自分の存在意義を見つけ出しました。
自分のことしか考えていなかった。
なんて愚かなんだろう。
イルカさんが歌う「まあるいいのち」。
ひとりにひとつずつ、大切な命。
犯人には、これを毎日唱えてほしいです。
☆☆☆
この事件を引き起こしたのは犯人ですが
その犯人を取り巻く家庭環境、生活環境、社会すべてが問題です。
#ひとごとではない
2001年のアメリカの無差別テロが起きた年から、
私は日本のコンサート会場や映画館や新幹線のセキュリティの甘さに警戒していました。
なんて無防備なんだろう、と。
「ボーっと生きられる」=「平和」ではありません。
平和な生活は、一人一人の努力・貢献によってしか成り立たない。
果敢にも止めに入って命を奪われた被害者やその家族が報われるように、
一人一人が「自分のことだけ」を考えて生きるのではなく
周りや社会のことを想って生きられる社会に変えていく努力をしないといけません。
命を救われた方が「謝罪」のコメントをしなければならない矛盾。
そのコメントを心待ちにする社会も間違っています。
体にも心にも傷を負った被害者なのに、亡くなられた方に「申し訳ない」と謝らなければならないなんて。
本当に謝らなければならないのは、誰ですか。
岡山県津山市で14年前に殺された女の子の犯人は、犯罪を繰り返していた人でした。
「死刑が怖くなって」嘘の供述をしたそうです。
自分のことしか考えていない。
犯罪者が再犯しないよう
地域社会が刑を終えて出所する人に無関心になるのではなく、
関心を持って暮らしていくことが
一人一人が「平和に」生きるために必要なことだと考えています。
☆☆☆
22歳の誕生日の日、
『今日は誕生日だから、どんなふうに過ごしたい?』と聞きました。
私の恋人は、無類のカレー好きだったのですが、
彼は、『今日はみさこが作ったカレーが食べたい』と言いました。
でも、卒業論文を1ヶ月近く寝ずに仕上げたばかりだった私は
まだ疲れが抜けていなくて、
その日は、日本語のティーチングや異文化交流のワークショップもあって
誕生日のお祝いの用意も何もできていなくて、
夕方に買い出しに行ってキッチンで一人でカレーを作ることを考えたら、
とてもじゃないけど無理だと思いました。
できれば、首都ウエリントンの日本食屋さんで食べたいと言ってしまいました。
夕方、恋人は、ウエリントンに向けて車にたくさんのものを載せました。
私が車内で退屈しないように車の雑誌や、
一緒に行ったお祭りで彼が一目ぼれしたホワイトタイガーの大きなぬいぐるみ、
私が車で寒くないようにと彼のジャージの上下など。
恋人の命を奪ったのは紛れもなく暴走車の犯人だけど
私があの日、
寮で彼のためにカレーを作っていたら、
彼の命は救えただろうと思っています。
あの時、自分のことしか考えられなかったことを悔んでいます。
たとえ、生まれてきた使命や役割や目的があって
恋人が22歳で私の隣で亡くなることが決まっていたのだとしても
私はまだ彼とやりたいこと、伝えたいことがたくさんありました。
彼と笑い合って過ごせていた日々は奇跡でした。
それから、ずっと思っています。
こうして毎日生きていることが
奇跡の連続で成り立っていると。
☆☆☆
本日も長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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