今日はいつか時が来たらお話しようと思っていた「トク」な話をさせていただきます。
私が「トク」について知ったのは
今から10年前。
母がとある公共施設の長をしてたときのこと。
館長として務める中で
他人の文句ばかりで品がなく、態度の横柄な事務員がいました。
ある日、その事務員が下世話な発言をして母の地雷を踏んでしまいました。
母は事務員を呼び出して話をしました。
そこで母はこう言ったそうです。
物事の選択には3つ方法がある
小さい子どもでもわかるのが
①好きか嫌いか
ちょっと知恵がつくと
②損か得か
最後のが一番大事で
③損か徳か
③の徳は、②でいう得ではありません。
つまり、善いか悪いか。
わかりますよね。
善行=徳
このときをきっかけに、私の心の中に「徳」に対する意識が根付きました。
いろいろな情報に触れてわかったのは
徳を高く積んだ人は生まれ変わらないということ。
スピリチュアル系でよく聞くアセンテッドマスターという存在になるのかな。
☆☆☆
私は今元気に幸せに生きていますが、
来世のことは考えていません。
もう生まれ変わりたくはない。
そう思うのは
恋人との死別がきっかけです。
同時に、恋人から愛をたくさんもらって、この上なく幸せでもあったから。
ソウルメイトという人が存在するなら、彼がそうだったと思います。
彼を想うとき、前世のどこかで自分が生んだ記憶があるかのように、子宮から愛を感じていました。
もう二度と愛する人を失う経験はしたくない、だから、もう二度と生き返りたくない。
徳について学んだ私は、そんな不純な思いから、徳を高めたいと思うようになりました。
☆☆☆
私は今、中国の占術・紫微斗数を勉強しています。
徳は、先祖から代々子どもに受け継がれます。
それは、生まれ落ちた日時によって命盤にもきちんと現れます。
徳は、何かに「恵まれる」という形で現れます。
たとえば、
容姿に恵まれる。
親に恵まれる。
人に恵まれる。
食べ物に恵まれる。
住むところに恵まれる。
お金に恵まれる、、など。
「徳のある人」というのは
先祖から徳をいただいているのであって
自分に徳があるわけではないのです。
悪いことをすると
先祖からの徳は失われていきます。
それを先祖の「徳つぶし」というそうです。
そうするとどうなるか。
自分の子どもやそのまた子どもに
「徳」がなくなります。
影響は、自分の子どもや孫、ひ孫にまで及びます。
「徳がなくなる」
つまり
恵まれるものがどんどんなくなっていくのです。
想像してみてください、恵まれない人生を。
つらいですよね。
ハングリー精神で打ち勝てる人はいいけど
間違った方向に進み始めると
代々、負の連鎖が続いていきます。
徳は善い行いから生まれます。
徳を積むと自分の世界が変わっていきます。
もっといい人生を歩みたいと願うなら、今からでも遅くない。
今自分がしていることを
「損・得」ではなく
「損・徳」で考えてみてください。
今何かに迷っているなら
「徳」になるほうを選んでください。
それはあなたのためでもあるし
あなたの子どもや孫のためでもあります。
つまりは、ひとつの地球に暮らすみんなのためでもあります。
0コメント