全部繋がって、ここにいる

こんにちは。

いつもご覧いただきありがとうございます。


土曜日の夕方、

ニュージーランドの大学時代から仲良くしている友だちに逢いに

豊田市で行われていた橋の下音楽祭へ行ってきました。


今回で私は2回目。

去年も同じ友だち2人と、ここで待ち合わせしました。


友人Sahoさんはニュージーランドで恋人を突然死で亡くした過去があります。

私は彼女なしではとても生きてこれなかったと思っています。

彼女の存在が私の道しるべでした。


彼女は冒険心あふれる強い人です。

ニュージーランドで自給自足を勉強し

ヒッチハイクでオーストラリアやニュージーランドを旅し

念願叶って『年収50万円で生きていける』と豪語する自給自足の男性と結婚しました。

その恋のキューピッドが、今回も一緒に橋の下音楽祭に来ていた友人Shinoです。


Shinoは、主に山のロッジなどでシーズン客のお手伝いしながら、日本各地やインドの山々を渡り歩いています。

私の恋人の誕生日でも命日でもある11月25日の翌日が彼女の誕生日。

当時、Shinoは私の斜め向かいの部屋に住んでいました。


3人とも11月下旬生まれ。

どこまでも縁を感じます。

みんな既成概念にとらわれない「自由人」。

自分の「好き」を全うしています。


☆☆☆


翌日は隣町の有松で、有松絞りまつりがありました。

毎年楽しみにしているこのイベント。

伝統文化が生活圏内に存在していることは、東京の住宅密集地出身で海外を経験した私にとって、とても意味があります。


ここ数年は、東京で和布リメイクをしている母(インスタグラム @atelier_tuitui)の創作用の絞りの生地を探しに行くことが楽しくて仕方ありません。

これからも日本の伝統文化を新しい形で世界にアピールしていくことに微力ながら協力していきたいと思っています。

空に舞うこの絞りの布と

豊田大橋の向こうに沈む夕日の写真を見ていたら

美空ひばりさんの「川のながれのように」が浮かんできました。


そういえば、亡くなった恋人と初めて二人だけで出かけた日。

彼が愛車で連れて行ってくれたのは、山道を通ってたどりついたどこかの小川のほとりでした。

まだ付き合ってもいなかった私達は

お互いにちょっと距離を置いて、小川のせせらぎを見ていました。


その小川へは、後にも先にもこの1回しか行ったことがありません。

名前も場所もわからない。


☆☆☆


橋の下世界音楽祭に集まる人たちは、日本のビジネス街とはまったく違った様相を見せています。

こういう生き方も有り。

正解・不正解はない。


日本基準で生きていないSahoさんとShinoのライフスタイルには、いつも勇気と笑顔をもらっています。

この日も車で寝泊まりすると言っていました。


私がもし恋人を追って死んでいたら、40歳の二人には逢えていない。

二人にこうして今も逢えること。

素直に嬉しいなと思います。


小さな川から始まって

たくさんの出逢いがあって

大きな川になっていくのでしょう。


それもまた人生。