満月の夜、
布団に入って寝る前に、
夫や娘、犬、猫や、自分の持っているものをひとつずつ思い返して、
心の底から「夫と結婚して良かった」と思いました。
結婚12年目にして初めてかもしれない。
これまでは打算的な部分が大きかった私。
でも、そのあとすぐに事故で亡くなった恋人のことを考えたら、
魂に逢いたい!という気持ちがこみ上げてきました。
「魂に逢いたい」なんて・・・
そんな風に思ったのも初めてです。
もう同じ姿では会えないことは分かっていたけど
魂の存在は信じているようでいつも半信半疑で。
☆☆☆
その晩はなかなか眠りに付けなくて、朝方までうとうとしていました。
気持ちよく眠っていたときに私の布団が温かくなったので
夫が私に毛布をもう1枚かけてくれたのかな、と思いました。
珍しいなーなんて思いながら意識がゆっくりと覚醒してきて、
そうしたら夫のものすごいイビキが聴こえてきました。
夫も娘も熟睡していました。
布団は私が寝た時のままでした。
もう一枚毛布をかけてもらったような感覚・・・。
そのときに目が覚めてハッとしました。
亡くなった彼が目に見えない毛布をかけてくれたんだ、と思いました。
それからまた浅い眠りについたのですが
ずっと頭の中である音楽が流れていました。
朝起きて動き出しても頭の中でリフレインし続けていて
誰のなんていう曲だったかすぐにタイトルを思い出せなくて
リズムに合わせてハミングしたら
ゆっくりと言葉がついてきました。
『あなた 私のもとから、突然消えたりしないでね~』
ユーミンの「時をかける少女」でした。
☆☆☆
私の夢の中では音楽が流れることがよくあります。
この日は、どうしてこの「時をかける少女」が延々と頭の中を流れていたのかわかりません。
しばらく聴いた覚えはなかったし、
亡くなった恋人を想う歌として認識したこともありませんでした。
そもそも、SFとか、時空を超える系はいつからかずっと避けてきた分野。
いまだに、大ヒットしたアニメ映画『君の名は。』を見ることができません。
満月のせいか・・・
「魂に逢いたい」と思ったせいか・・・。
それとも翌朝、私の写真を撮影してくれたカメラマンのKAYOさんと
「死別の悲しみをシェアする会」の打ち合わせをする予定だったからか。
ただただ、すごい選曲だな、と思いました。
☆☆☆
KAYOさんは私の写真を撮影してくれたあとに私のブログを読んでくださって、
初めて私が恋人を亡くしたことを知ったそうです。
その後に、LINEをくれて
KAYOさん自身も7年前に、一緒に暮らしていた婚約者を心筋梗塞で亡くされたことを教えてくれました。
私のブログを読んで、
私が宣言した「死別の悲しみをシェアする会」のようなことを
KAYOさんもいつかできたらと思っていたとのことだったので
それなら一緒に「死別の悲しみをシェアする会」をやりましょう!という話になりました。
7月7日 七夕の日に開催することが決定しました。
場所は、名古屋市中区の栄にある飲食店、若宮本店です。
時間は、13時~16時。
最大8名の募集となります。
お茶菓子をご用意する予定です。
参加費は1000円です。
主催は、
私 misayamaと、
カメラマン・グラフィックデザイナー・レイキティーチャーのKAYOさんです。
(ブログの最後にKAYOさんをご紹介しています♪)
七夕☆想い人に逢える日。
恋人や婚約者と死別の経験をされた方。
この時間だけ、在りし日の二人の思い出や悲しみを一緒に語り合いませんか?
目の奥にしまいこんだ涙を流した後は、少しだけ世界が光って見えるかもしれない。
詳細やお申込み方法は後日このブログで発表させていただきます。
問い合わせ先
☆☆☆
本日も長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
(写真撮影の時に発見した、ニュージーランドでおなじみのフルーツ「フィジョア」)
【KAYOさん】
KAYOさんは説明のつかない不思議な光を撮ることができます!
両手で光を集めた私の写真にも、初めてみるような無数の小さな光の泡が映っています(鼻のところまで!)
☆KAYOさんによる写真撮影の時のブログはこちら☆
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