20年って、すごく大きな響き。
20年の年月を丁寧にさかのぼることは、ちょっと難しい。
長い道のりだった。
つなぐ手がなくなって、一人で歩き出すしかなかった、長い長い道のりでした。
それと比例するほどの長い長い時間、のはずなんだけど
不思議と瞬時に20年前のあの頃に戻ることもできる。
明日は、事故で死別した恋人「健ちゃん」の命日でもあり、誕生日。
20年前のあの日、確かに隣で車を運転していた健ちゃんとは、あの日、あの時間から、言葉を交わすことも、見つめ合うことも、温もりやにおいを感じることもなくなったけど、それは物質的にであって、全部を失ったわけではなかったと思います。
たくさんの人に出会って、たくさんの場所に行き、「私の人生」を歩んできたけど、ずっとどこかで共有してきた年月でもあったような気がしています。
健ちゃんのご両親に宛てて文をしたためようと思い、便せんではなく、絵ハガキにしようと、とりあえず絵ハガキのコレクションを探して段ボールに無造作にしまっていた束を手にとって見たら、奇遇にもニュージーランド時代に集めたものでした。
二人でキャンピングカーで旅した思い出の地でもあるCape Reinga(レインガ岬)の絵ハガキが3枚もありました。視線を離すことができなかったので、この中から1枚使ってお便りしようと思います。二人目が生まれる予定だと言うことも伝えないとね。
今年はコロナで閉塞感もある中、この絵ハガキが少しでも開放的な気持ちにさせてくれてたらいいな、なんて思っています。
2022年にはニュージーランドでまた暮らし始めたいと考えていたけど、2022年って、健ちゃんが亡くなったのが2000年の22歳だから、彼が生まれて生きた時間と、空白の時間と、ちょうど同じ長さになるんだなって気が付きました。
そんな彼の誕生日がある今週の日本の神さまカレンダーは、
奇遇にも、ダンスを愛する天鈿女命です。
ダンスを愛しただけではなく、私のことを笑わせることに精力を注いでくれた人でした。
まさに、ですね。
aishiteimasu
<SONGS OF THE DAY♫>
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